法律相談では,
「弁護士さんに労働法についてご相談があります。実は会社から解雇されまして・・・」
という話がしばしばあります。
ここで気をつけなくてはならないのが,
そもそも,この相談者の方は「労働者」なのかということです。
「働いているのに労働者ではないの?」という疑問の声が聞こえてきそうですね。
正確に言うと,「労働契約法・労働基準法の保護を受ける労働者」にあたるかが非常に重要な問題なのです。
この「労働契約法・労働基準法の保護を受ける労働者」にあたらなければ,
「解雇」ではなく,例えば「請負契約の終了」などの問題になり,検討すべき事項が異なってくる可能性があります。
そこで,法律相談の際には,まずどのような契約で働き始めたのかを弁護士が伺いますので,
事前に確認をしておくと相談がスムーズにいきます。