ご家族やご友人が逮捕されて警察に留置されている場合,
いち早く面会をしたいと考える方が多いです。
しかし,逮捕直後は,弁護士以外は警察などの許可がなければ
原則として面会をすることが出来ません。
その後,勾留になると,接見禁止処分が付されない限り,
ご家族なども面会が出来るようになります。
しかし,ご家族の面会については,警察官の立ち会いの下行われ,
刑事事件に関する話などは原則として出来ません。
これは,面会中に証拠隠滅等の指示がなされないようにするためです。
その他,面会時間は1回15分程度に限られますし,
1人の被疑者に対する1日の面会できる人数等も制限があります。
あるいは,取り調べをしていたり,実況見分などで外出していたりする場合も
面会が出来ません。
面会が可能な時間は,平日の午後4時くらいまでが多いです。
そして,警察署によっては,面会室が1つしかないところもあり,
順番待ちをしなければならないこともあります。
一方,弁護士は,逮捕直後から面会が出来ますし,
当然,事件の内容も話を聞くことが出来ますし,
警察官の立ち会いもなく,時間制限もありません。
面会は,土日や夜もすることが出来ます。
家族が逮捕され,どのような状況か知りたいときには,
ご家族が面会することも重要ですが,
是非早く弁護士に面会するように手配をすることも重要です。